眼球は、物を見る際に、光は目の角膜・水晶体・硝子体を通過して網膜に像に結びます。このため角膜・水晶体・硝子体は透明になっております。これらには透明でなければならないために血管がありません。角膜と水晶体の栄養は眼房の中に分泌される眼房水から供給されます。眼房水は眼球に分布する血管から作られるため、血流が悪くなると、角膜と水晶体の代謝が低下し、にごりの原因となります。白内障や血行不良などにより硝子体に、にごりが生じる飛蚊症などでは、視界が妨げられます。 硝子体は糖タンパクから出来ており、硝子体も新陳代謝を行っており、網膜への血流が低下すれば、にごりが生じるし、網膜自体の機能も低下します。

   
               
 

  漢方の手当ての基本として、眼の「網膜」や「脈絡膜」への血流を良くする為の、補腎作用を持った熟成ニンニクエキス「レオピンロイヤル」と網膜の「黄斑」を保護するルテイン成分のサプリ「ビルベリー&DHA」や「脈絡膜」の血管の炎症を取る「漢方薬」を用いて、各々の病状に合わせた治療を行います。

 これらのことから、眼球の血流維持は目の健康の為に最低限必要です。
眼房水精製と硝子体への栄養素の供給は眼球壁にある脈絡膜の血管からのみ行われます。 脈絡膜は強膜と網膜との中間にある黒褐色の膜で血管および色素に富み、前方は毛様体に続いております。水晶体は虫眼鏡と同じ凸レンズの形をしているので、光は水晶体により屈折し、網膜に焦点を結びます。そのため、網膜の中央部には光が集中し、酸化がおこります。そこで、網膜中央部には抗酸化物質であるルテインとゼアキサンチンが存在し、黄色をしているので、黄斑とよばれております。

               

<飛蚊症
目の前で「黒い物が飛ぶ」ことを飛蚊症と呼びます。ゴミや糸くずなど、人によって色々な形のものが見える場合もあります。その原因の主なものは、眼球の硝子体の濁りです。このような場合のサポート薬は、「脈絡膜」への血流を良くする為の、補腎作用を持った熟成ニンニクエキス「レオピンロイヤル」と網膜の「黄斑」を保護するルテイン成分のサプリ「ビルベリー&DHA」や「脈絡膜」の血管の炎症を取る「漢方薬」を用いて、各々の病状に合わせた治療を行います。
ベーチェット病などから来る「ぶどう膜炎」なども、このような漢方療法を用います。

         
               

<加齢黄斑変性>
黄斑部は光が集中するために、酸化されやすく、そのためルテインやゼアキサンチンが存在しているので黄色に見えますが、加齢に伴いこれらの物質が減少するため、視覚細胞が変性します。その結果、網膜の外側にある脈絡膜に、もろい新生血管が発生し、網膜を押し上げるため、像がゆがんでみえるようになります。これを加齢黄斑変性症という。これを放っておくと、網膜は剥離し失明に至ります。加齢黄斑変性症は、欧米での失明原因の第一位となっており、65歳以上の4人に1人がこの病気といわれています。黄斑部の変性をふせぐためには、ルテインなどの抗酸化物質の摂取が必要です。また、長時間テレビの画面を見ていたり、白内障の手術を受けた人は、ブルーライトと呼ばれる、紫外線に近い青色光が黄斑部を刺激し続けるので、「認知症」などのリスクも高まります。
このような場合のサポート薬は、「脈絡膜」への血流を良くする為の、補腎作用を持った熟成ニンニクエキス「レオピンロイヤル」と網膜の「黄斑」を保護するルテイン成分のサプリ「ビルベリー&DHA」や「脈絡膜」の血管の炎症を取る「漢方薬」を用いて、各々の病状に合わせた治療を行います。

               

<網膜変性症
治験例は網膜変性と飛蚊症が合併した38歳の男性です。内装業の職人さんを16歳から始め24歳で独立して働いております。1年程前から身体がだるく、火照って眠れなく、目の前を蚊や虫が飛ぶように見え、視力がどんどん低下してきてよく見えません、車の運転はやっと出来るのですが、信号機の色が、右側の赤色は判るのですが、真ん中の黄色と右側の緑色は、白く光る丸としか認識できません。眼科へ受診して眼底を調べてみたら、「眼底に白く光るキラキラしたものが見える、まるで戦後カストリ焼酎を呑んでメチルアルコールが眼に溜まった患者の様だ」とのドクターのコメントでした。私がその話を聞いて、あぁ、これは密閉した室内空間で接着剤の有機溶剤を吸入し続け、呼吸から体内蓄積で眼底に溜まっているのが原因かな、と考えて、治療方針を組み立てました。先ず、異物を体外に排泄させるデトックス薬の「ルミンA」、肝臓の解毒処理能力を高める人参・牛黄製剤配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」、網膜の「黄斑」を保護するルテイン成分のサプリ「ビルベリー&DHA」黄斑部や脈絡膜の血管の炎症を取る漢方薬(煎じ薬)を用いて治療を開始しました。煎じ薬を服用したら、1時間くらいしか眠れなかったのが、その日の晩からぐっすり朝まで眠れるようになり、飛蚊症のもやもやも3日ぐらいからすっきり見えるようになりました。信号機の黄色と緑が白い光の円にしか認識できなかったのが3週目から黄色と緑の色の認識が出来るようになりました。視力もぐんぐん良くなってきて、視力表のランドルト環(右とか左と云うC形のワッカ)の一番上の大きいのが判らなかったのが、6カ月後には0.6まで回復でき、コンタクトも3段階良い方に変える事が出来ました。

               

<眼底出血>
眼底出血(がんていしゅっけつ)は網膜表面の血管の破綻や閉塞から起こる網膜の出血です。
出血の量自体は微小ですが、重度の視力障害になってしまうこともあります。
原因としては、糖尿病網膜症、高血圧性眼底、網膜中心静脈閉塞症、加齢黄斑変性などがあります。
眼底は脳に接しているので、眼底出血の患者さんは脳内出血のリスクも高まります。眼だけの病気と考えずに「首から上の血管の病気」と捉えて、脳ドック検診なども必要です。
このような場合のサポート薬は、血管の弾力性を増し血管を丈夫にする人参・牛黄配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」や高食塩摂取で高血圧などの人の血行障害の改善に天然型ビタミンE製剤の「トコベールE」や血栓を防ぐ働きの霊芝菌糸体培養抽出エキスの「紅芝泉」などを用い、併せて出血をして固まった血を溶かす、駆?血剤の漢方薬を用います。

           

<麦粒腫
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、まぶたにあるやまつ毛の根もとの脂腺の急性化膿性炎症。主に黄色ブドウ球菌の感染を原因とし、まぶたの裏側などが腫れて痛む病気。化膿によるまぶたの炎症による痛みやかゆみを伴います。ものもらいとも呼ばれ、瞼の裏が赤くはれ上がり熱を持ちます。
このような場合のサポート薬は、漢方薬の「桂枝茯苓丸」や「黄連解毒湯」などを使用します。

               

<霰粒腫
アトピーやアレルギー体質の人が罹りやすいです。
マイボーム腺の出口がつまり、中に分泌物がたまって瞼の裏側のマイボーム腺に脂肪がたまる。
マイボーム腺はまつ毛の生え際近くに開口部がありますが、その開口部が炎症などで詰まることによって起こります。 まぶたにドーム状のしこりができます。普通、痛みはありません。放置すると次第に大きくなっていきます。外から触れるとコリコリしたしこりができています。
霰粒腫は通常は切除手術するのですが、漢方でも簡単に治療できます。
霰粒腫の漢方治験は、20歳の女子大生で、7月の前期試験の最中に眼に異常を感じて、鏡で瞼の裏側を見たら黄色くプチプチ出ていたので、びっくりして電話がかかってきました。「前期試験中なので眼科へ行く暇がないので何とかして欲しい」との事で、「漢方薬エキス散」を7日分送りましたが服用後3日程で、きれいに治ってしまったとの事でした。