阿保徹先生の著書「未来免疫学」の中より。人間の免疫システムの中核を司る白血球には顆粒球と呼ばれる細胞と、リンパ球と呼ばれる細胞とがあります。これらの細胞は自律神経系にも密接にかかわっているとの事です。
自律神経系の中の交感神経が優位になると白血球の中の顆粒球が増加します。この顆粒球が増加している人を「顆粒球人間」とします。
 反対に、副交感神経が優位になると白血球の中のリンパ球が増加します。顆粒球人間は交感神経緊張型で頑張りすぎて自滅タイプ、潰瘍や化膿を起こしやすいです。活性酸素が増えるため、ガンになりやすい体質です。

 交感神経緊張型の人には、顔のほおの部分にシコリができたり、足の筋肉の深い所に化膿が出来たりします。これは異常に増えた顆粒球細胞が標的(異物)を求めて暴発して患部に集まってくる事が考えられます。

 治験例として、43歳の主婦の方が、右太ももの大腿にとう筋の下側の大腿骨に達するところに化膿が出来たと云って来られました。病院では外科手術で切開して筋肉の筋を拡げて、化膿を除去するとの説明でした。そこで免疫バランスを調整する「ルミンA」と人参・牛黄製剤配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」と化膿を体外へ排泄させる漢方薬を使って3週間でようやく化膿が消えました。

 もう一例は、潰瘍性大腸炎の女子中学生が潰瘍性大腸炎の治療中6カ月経った頃に原因不明の微熱(38℃)が続くうちに両足のふくらはぎの部分ボツボツと数カ所赤く腫れてシコリのようになってから瘻孔が開いてきました。この方の漢方の手当ては、熱のよりを抜く為の、芳香開竅薬の牛黄・人参製剤「霊黄参」と免疫バランスを調整する「ルミンA」と人参・牛黄製剤配合の熟成ニンニクエキス「レオピンファイブ」と化膿を排泄させる「漢方薬」と瘻孔の患部に塗布する、化膿用の塗り薬「エピロンエー軟膏」を使用して3週間ほどで、すっかりきれいになりました。