心筋梗塞の症状は、胸に鋭い痛みを感じ、呼吸困難や吐き気、冷や汗などをともなうこともあります。また、安静の状態で30分以上胸の痛みが持続する場合は急性心筋梗塞を強く疑われます。心筋梗塞の原因は、動脈硬化が進行することや血管内のプラークと呼ばれる脂肪やコレステロールなどの固まりが破れて血栓ができてしまうことにあります。冠動脈の血流量減少は、強い胸部の痛みや苦悶感が生じ15分以上持続するが、虚血状態が解消されなければ数時間以上続く。顔面蒼白になり、冷や汗、除脈、血圧の低下、脈拍の上昇などを伴い意識不明の重篤な症状に陥ることもあります。

 心臓に異常を感じたり、心臓が弱ってきたら、まず漢方で予防と養生です。

 昔から「心臓には救心」と云われるように、60才の還暦を過ぎた頃から予防的に服用をされるとよいでしょう。又中高年のハイキングや山登り、ゴルフなどの時に事前に服用しておけば心臓の負担も少なく、突発的な心臓発作のリスクも回避できます。救心の中でも、スーパー救心と云えるのが、麝香・牛黄配合の「救心感応丸気」です、また不整脈から来る、どうき・息切れ・気つけ、には蟾酥(センソ)鹿茸(ロクジョウ)配合の「律鼓心」や強心・清熱作用のある牛黄(ゴオウ)人参(ニンジン)製剤の「霊黄参」などを養生薬として服用して行きます。
 また、胸に痛みを感じる方や、脈が乱れる方には、証に合わせた「心臓の漢方薬」を使用します。