蒸し暑い梅雨を

乗り切る薬膳料理

 
     

 ミョウガはショウガと共に大陸から伝来したショウガ科の仲間です。名前も一文字違いで伝来した際香りの強いショウガを「兄香(セウカ)」弱い方を「妹香(メカ)」と呼ばれ室町時代に「ミョウガ」に転化したと云われております。
 ミョウガを食べると「物忘れする」などと云う俗説がありますが、香り成分の「アルファピネン」が前頭前野を活性化して記憶や集中力を増す効果が明らかになりました。また食欲を促進し消化を助ける効果や、発汗を促し体温を下げる効果があるので熱中症の予防にもなります。
 爽やかな香りとサッパリとした食感なので食欲が低下する蒸し暑い季節の食卓にピッタリです。

 

ミョウガとキュウリと鶏肉のサッパリ梅かつおジュレソース和え 4人分

 材料
 鳥肉(トリ胸肉) 1パック(300g) タテに棒状に切り蒸し器に入れ火が通るまで蒸す
 ミョウガ      1パック    斜めに輪切り
 黄パブリカ    1個      ヘタとタネを除き、タテにスライス
 水菜        2把      根を切り落とし5センチの長さに切る 
 ミニトマト     1パック    ヘタを取り立てに切れ目を入れる

 キュウリ     1本両ヘタを切り落とし、3〜4等分に輪切りにして薄く縞になるように皮を剥き棒状に切りそろえる

タレA(梅かつおジュレ)
 梅干し          2個(タネを取る)
 日本酒          大さじ2杯
 ヒガシマルうどんスープ 2袋
 粉ゼラチン        1袋(5g)
 水            250ml 
 梅干し2個を包丁で細かく刻み容器に入れ日本酒を加え馴染ませる
 鍋に水250ml入れ火にかけ煮立ったら、うどんスープ2袋入れ、梅干しと粉ゼラチンを入れ、かき混ぜ溶かしてから、タッパーに入れ冷蔵庫で1晩冷やし固める

タレB
 食べるラー油  大さじ1杯
 ショウユ     大さじ1杯
 くろず      大さじ1杯 
 ショウガ  5センチ大、皮を剥いて摩り下ろしボウルに入れタレBと混ぜる 


 作り方
1. 切り揃えた、キュウリをタレBの入ったボウルに入れタレを絡める
2. 水菜を白い皿に敷き詰める
3. 蒸した鳥肉を水菜の上にのせ、タレBを絡めたキュウリをその上にのせる
4. 黄パブリカとミョウガとミニトマトをのせ、タレA(梅かつおジュレ)をトッピングする