寒い冬は生姜(ショウガ)

パワーでポカポカに

   

 正月も明けて、おせち料理にも飽きてきて胃腸も疲れが出てきた頃に「七草粥」の行事がありますが、寒い冬にはショウガ料理が身体をポカポカ温めてくれます。
 生姜は漢方では「辛温、脾臓・胃」を温める作用があります。生姜は生と加熱とで成分が変化します。生の生姜には「ジンゲロール」と云う成分があり、身体を守る免疫細胞の白血球を増やす働きがあるので、風邪のウィルスや細菌から守ってくれます。その他ジンゲロールには、抗セロトニン作用があり、二日酔いやつわりの吐き気を押さえる効果や、強力な殺菌力を持つため刺身の薬味に生姜を使うことで生臭さを消したり、殺菌効果により食中毒を予防する事が出来ます。
 寿司にガリ(生姜の甘酢漬け)を添えることで消化を助け食中毒を防ぐ事が出来ます。生姜を加熱すると、「ショウガオール」と云う成分に変化します。ショウガオールは身体を温め、血管を拡張して血行を良くして冷え症を改善します。生姜の効用をまとめると、「全身を温めて胃液・胆汁の分泌促進」「胃を温め嘔吐を止め、消化を良くする」「発汗作用で風邪を撃退」「痰を切り、咳を静める」などがあります。
 今月は冷え切った体をポカポカ温め、弱り切った胃腸を優しく守り、疲れ切った体を元気にする「生姜と山芋のお粥」をご紹介します。


生姜と山芋のお粥 4人分

材料
 お米(白米)  1合(カップ1杯) 水洗いしない
 生姜       卵大(50g)    皮をむき輪切りにしてから千切り
 山芋       こぶし大(100g)  皮をむき縦に拍子木切り
 手毬麩     7〜8個
 クコの実    15〜20粒      さっと湯にくぐらせ汚れを落とす
 水        7合(カップ7杯)
 セリの葉(三つ葉) 1〜2把    根を去り、5センチ幅で切る
 柚子の皮    少々         皮を包丁で薄くそぐ
  ごま油     少々       
 塩        少々

 

 作り方
1. お粥用の土鍋又はステンレス製鍋に精白米1合(カップ1杯)入れて、水7合(カップ7杯)入れて、弱火にかける。
2. 20分程して米が煮えてきたら、生姜・山芋・手毬麩を加えて更に20分程煮る。
3. お粥がトロトロになってきたら、セリの葉と柚子の皮を入れてかるく火を通す。セリの葉は殺菌消毒のためしっかり火を通すが、煮過ぎると味が悪くなるので最後に火を通す。
4. どんぶり等の器に入れて、お好みにより、ごま油少々、塩少々振り掛ける。

 アドバイス
 カロリーも低く、消化吸収が良いので、風邪などの発熱消耗疾患や高齢者や下痢・胃腸虚弱者などの方にお薦めです。